旋回性能を上げる
全てのモデルに言えることなんですが(車とかホバーとか)
速度を上げるにつれ、空力ってのが重要になってきます。
基本的に500km/hで動く飛行機には、
この空力が性能を決めるうえで大変重要な要素となってきます。
で、この空力をおいしく利用するには
「安定性と旋回性能を5:5程度に調整する」
こんな技術が必要になってきます。
実は安定性と旋回性能は相反する要素なんです。
安定性をあげれば、旋回性能は下がるし、
旋回性能あがれば、安定性がガクンと落ちる。
こんな関係。
で、これをどう実用していけばいいのかってことになりますが、
空力には重心が強くかかわってきます。
安定性を上げるには、重心より後ろにチップをおき、
旋回性能を上げるには、重心より前にチップをおく。
これが空力性能を決める要因となります。
安定性が足りなければ、前のほうに重心を持ってこさせてみたり、
やりようはいろいろです。
チップと書きましたが、空気抵抗のあるものならなんでもいいですよ。
特にウェイトを利用すれば、重心の調整が容易になります。
機動性が高いのに、安定している…。
といったモデルは、Luaにより安定性の補正がなされています。
もともと安定性と旋回性の比が3:7の場合
Luaによって3+2:7みたいな感じで。
ただし、この空力を利用した旋回は低速時にはあまり効果がありません。
低速時に最も効果的な旋回能力をもたらしてくれる機構として、
推力偏向があります。
推力偏向とは、ジェットなどの推力をもたらすチップ自体を傾けることです。
効果はもはやチートとしか言いようがないほどで、
すさまじい旋回が可能となります。